アンチエイジングに効果があると期待されている水素水。ドラッグストアやインターネット通販サイトなどでも販売されていることから、一度は商品を目にしたことがある人は多いでしょう。また、美容などに効果があると宣伝されていますが、具体的にはどのような効果があるのか分からない人も少なくありません。加齢とともに皮膚表面に表れてくるのが、シミやシワ、くすみやたるみなどです。これらは肌が老化することで症状が出ていますが、これには活性酸素が大きく関わっているといわれています。
活性酸素の活性とは、酸化する力のことをいいます。つまり、活性酸素は酸化力が強い酸素のことなのです。そもそも活性酸素というのは、体内に侵入した細菌やウイルスといった異物の攻撃から体を守ってくれる大切な物質です。ですから活性酸素イコール悪役と考えるのは良くありません。ただし、酸化力が強い物質であるため、活性酸素が大量に発生してしまうと正常な細胞まで攻撃してしまう性質があります。
美容の話に戻りますが、皮膚の表皮や真皮にはコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンなどが含まれています。コラーゲンは表皮や真皮の土台となっていて、ヒアルロン酸はみずみずしい肌を保つ働きがあり、エラスチンは弾力繊維のであるため肌の張りなどに関与しています。ところが活性酸素が増殖してしまうと、これらの成分が攻撃を受けて正常な機能を失ってしまい、ハリや弾力がない皮膚へと変化してしまいます。その結果、ミやシワ、くすみやたるみなどの症状が出てくるのです。
水素水に含まれる水素は、増殖した活性酸素と結合することで、酸化力をおさえてしまう働きがあります。すると、コラーゲンやヒアルロン酸やエラスチンなどの機能を維持させることができるのです。その結果、肌の老化を予防することが期待できます。日常的に水素水を摂取することで、肌トラブルの原因となる過剰な活性酸素を除去して、美肌効果を維持させることも1つの方法です。